STORY 03

アイミッションズパーク
三芳

STORY 03

PEOPLE

このプロジェクトに
挑んだ社員

YUKI
ICHINOSE

伊藤忠リート・
マネジメント(出向)

一ノ瀬 雄貴

※2020年度当時

CHAPTER01

初めて主導する物流施設開発事業

現在、物流施設開発事業は伊藤忠商事と協働で開発を行っており、「アイミッションズパーク三芳」は、伊藤忠都市開発が物流施設開発事業において初めて主導で開発を推進した、記念すべき第一号案件です。他の施設に比べると、その規模は決して大きなものではありませんが、土地取得からテナントリーシング、工事着手・建物竣工まで、そのフローのすべてを私たちが主導しました。私自身は物件の主担当者として、事業計画の策定からテナント様への営業・提案、プランの調整など、頭を使いながら関係各所の動きをまとめていく仕事と、実際に自分自身の手足を動かす仕事の両方を担当し、プロジェクトを推進していきました。テナント様の専用物流施設として開発された本物件には、他の一般的な物流施設にはない要素が多数あり、その数だけ苦労と喜びがある、思い出深い物件です。

CHAPTER02

チームで力を合わせて柔軟に課題を解決

本プロジェクトにおいては、工事コストの調整が最も難儀するポイントでした。オリンピックのための再開発で工事資材が高騰していましたし、だからと言って施工業者との交渉を長引かせてしまっては、テナント様の開業時期がずれ込み、大きな損害を与えてしまいます。そんな時に頼りになったのが、上司や技術担当者など、伊藤忠都市開発が誇る各分野のスペシャリストたちです。彼らが持つ豊富な知見とアイデアがあったからこそ、工事の手順や資材調達の方法について柔軟に対応できるようになり、さまざまな課題を解決することができました。1人の力には限界がありますが、チーム全体が協力すれば、必ず解決策が見つかる。だからこそ周囲を巻き込んでいく熱意が大切なのだということを学べた、貴重な経験でした。

CHAPTER03

相手の求めることを考え、提案する大切さ

伊藤忠都市開発が初めて主導する物流施設事業の案件であり、私自身も初めてのジャンルでの仕事だったからこそ、最初のうちは各業者やテナント様の意見を中継するだけの状態になってしまい、なかなか良い提案を出すことができませんでした。時には相手の期待から大きく外れ、お叱りをいただいてしまうことも。そこで気付いたのが、自分自身が「わからない」を理由に、「わかろう」としていなかったということです。例え初めてのジャンルであっても、そこで仕事をしている人々や作業の様子を見れば、相手が何を求めているのか、何が必要になるかは自然と見えてくるものです。何度も現場を視察し、自分なりに考え提案した案を受け入れてくれたときは、本当に嬉しかったです。

CHAPTER04

人々の豊かで便利な生活に貢献してほしい

日常生活を営む上で、物流施設のことを意識したり、その内部をイメージしたりする機会というのはほとんどないと思います。しかし、私たちが普段気軽に買い物をしたり、ネットショッピングをしたりできるのも、物流施設があるからこそ。いわば、物流施設は社会のインフラを支えていると言っても過言ではないのです。だからこそ、アイミッションズパーク三芳によって、人々の生活がより豊かで便利なものになっていってくれれば嬉しいですね。また本物件はテナント様の専用施設として開発したものですから、これをきっかけにテナント様の事業がさらなる成長を実現し、第二第三の物流施設開発に挑めるようになってくれることを祈っています。

EXPERIENCE

このプロジェクトを通して、自分たちの仕事は、お客様のことを想い、お客様のために行っていくことが一番大切なのだと、改めて認識しました。私が担当している物流施設であればテナント様、分譲マンションであれば居住者様など、それぞれ距離感こそ違いますが、必ずお客様が存在します。彼らのために何かできることはないか、どうすればもっと喜んだ顔を見ることができるか、それこそが仕事の原動力であり、チームメンバー全員が協力していくための接着剤の役割を果たしてくれます。困難や壁にぶつかった時こそ、しっかりと原点に立ち返り、お客様の方を向くこと。この学びを得たことで、仕事への向き合い方が変わり、よりお客様に寄り添ったことで、精度の高い提案ができるようになったと自分自身の成長を強く感じます。

PICK UP

こだわりポイント

通常よりも1m高い、梁下有効6.5m

通常5.5mで設計されることが多い物流施設において、テナント様の要望に沿って梁下有効6.5mを確保。施設の高さが増せば、それだけ収納できる物量が増えることにより、事業運営に大きな影響を与えることができます。

低床設計

トラックでの積みおろしなどを考慮し、通常は高床で設計されることが多い中で、テナント様の要望も踏まえて、あえて低床設計を選択しました。地域特性なども考慮し、今後の勝算も見越した上での選択です。

使いやすさにも考慮した休憩スペース

女性社員も多いテナント様の社内事情に合わせて、簡単な料理ができるミニキッチンや充実した化粧台を用意するなど、休憩スペースにもしっかりとこだわりました。仕事だけがやりやすい環境ではない、新しい物流施設の形です。

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