グッドデザイン賞

2015 クレヴィア小竹向原

クレヴィア小竹向原

受賞対象名:クレヴィア小竹向原
部門 / 分類:住宅・住空間

「クレヴィア小竹向原」は①地域社会、②居住者という二つのコミュニティに開かれた集合住宅である。外周部分に自主管理歩道を設け従来の街並みになかった歩車分離を実現。更にそこにハナミズキなどの色とりどりの街路樹からなる並木道を創出し、地域に季節の変化を感じさせる。また、敷地内には四季・色彩豊かな緑景を感じられる「センターガーデン」の他に、入居者用の「アーバンファーム(菜園)」を設けた。居住者同士で野菜を育て収穫することができ、居住者間のコミュニティ形成を促進。

【受賞となったデザイン・環境等に対する物件特徴】

都市住居の快適さと郊外の自然と両方を楽しむ街をデザインした。地域社会に開かれた街路空間構築のために、マンション外周面に四季感・色彩豊かな植栽計画を計画。具体的には、春の「色とりどりのツツジ」と人気の「ハナミズキ」、新緑と紅葉が美しい「トウカエデ」や初夏に涼しさを伝える「ヤマボウシ」などのシンボルツリーなどを街路植栽として計画した。また、小竹向原の地域性を考慮して「都市と自然」を楽しむために「アーバンファーム(菜園)」を計画。老若男女の居住者間のコミュニティを促進する食べられる庭とした。また、中庭には人工芝の明るいテラスを計画。夏は憩いのスペースとして、子供たちが自由に遊べ、各年中行事の時期にはイルミネーションを飾る等、住民同士で楽しむことができる空間として計画している。

<審査委員評価コメント>

居住者同士の交流を促す自主管理歩道や共同菜園などの設置により、入居者の居住環境の質を高める工夫がなされている。