海外レポート

アメリカの食文化
親日国インドネシア さて、今回は米国における「食」についてレポートしたいと思います。

先住民と多くの移民からの食文化が混ざり合いながら発展してきたアメリカの食文化の中で、真っ先に思い浮かぶのは、何と言っても「ハンバーガー」ではないでしょうか。日本では、ジャンクフードの代表格として君臨し続けているハンバーガーですが、アメリカでは立派な食事(と勝手に認識しているだけかも知れませんが)。ラフな格好でふらっとは立ち寄れない、ちょっとお洒落なお店にさえも、メインディッシュとしてラインナップされていることもしばしば。しかも、そういうお店ですから、上品にフォークとナイフで食べているお客さんを見て、最初は戸惑いましたが、認識を改めるには十分なインパクトでした。それくらいアメリカにおけるハンバーガーはジャンクフードではなく、食事として敬意を表されているように思われます。また、ハンバーガーの栄養成分は、メインとなる肉のたんぱく質、レタスやトマト等の野菜によるビタミン、ミネラル、そしてそれらを挟むパンの炭水化物と、とてもバランスの良い構成。忙しい日々の中でも短時間で栄養を摂ることができるファストフードとしては、日本のおにぎりや立ち食いそばよりも栄養価が高く、非常に合理的な食べ物であると言っても過言ではないかも知れません。

ちなみに、約1年の駐在の中で訪れたハンバーガー店の中で、一番のお気に入りは『In-N-Out Burger(イン・アンド・アウトバーガー)』。こちらは、1948年に、カリフォルニア州に第一号店を開業して以来、家族経営を続けているハンバーガー店。メニューを3種類に抑え、冷凍や調理済みの食材を使うことなく、注文を受けてから作るスタイルを貫いており、野菜が新鮮で肉もジューシー。値段も有名チェーン店と比してもリーズナブル。車社会である米国ならではのドライブスルーの注文方式をカリフォルニア州で最初に導入したとのこと。品質の高い商品作りに加え、注文方法も合理化を図り、「栄養価の高い食事を素早く」がコンセプトのファストフードの真髄を極める職人気質の姿勢にすっかり虜になりました。競合ひしめくハンバーガー業界において、一過性の流行に左右されず、本質を見失わない孤高のモノづくりの精神には、尊敬の念を抱かざるを得ません。唯一残念なのは、まだ東海岸にまで進出してきていないので、ニューヨークでは食べられないこと。ゆえに、偉そうに書いてはおりますが、実はまだ、出張した際に2回食べただけですので、『In-N-Out Burger』ファンから、偉そうに語るなと怒られそうで恐々としております。

異国の地の食文化を理解することが、不動産ビジネス拡大の足掛かりになると信じつつ、ハンバーガー通へのキャリアを着実に重ねることを心に誓い、第二回目のレポートとします。
2017年9月5日 アメリカ・ニューヨーク 日 記 安江建吾
親日国インドネシア
親日国インドネシア インドネシアは世界でも有数の親日国です。

理由としては、インドネシア独立戦争時に元日本兵が現地に残りインドネシア人と共に戦ったこと(1945年の終戦後日本からの独立宣言をしてから、再植民地化に乗り出したオランダとの独立戦争を経て1950年にインドネシア共和国が成立しました)、建国の父であるスカルノ元大統領が親日家であったこと、戦後の日本の経済協力など様々ですが、最近は特に若者層が日本への興味・憧れのようなものを強く持っている印象があります。

近年ジャカルタでは、縁日祭やジャカルタ日本祭りなど官民を挙げて日本とインドネシアの様々な交流が行われております。その中でも毎回盛り上がりを見せるのは、日本アイドルユニットのライブステージやマンガ・アニメのコスプレイベントなどポップカルチャーのプログラムです。
因みにインドネシアにはAKB48の公式海外姉妹ユニットであるJKT48がありますし、昨年日本で開催された世界30か国参加のコスプレサミット優勝者はインドネシア代表でした。

インドネシアでは娯楽の一つとしてテレビを見る人が多いのですが、テレビでは昔からドラえもんやセーラームーンなど日本のアニメを多く放映していたようで、今の若い人は特に日本のアニメに詳しい人が多いです。
日本のアニメを見て育った人の多くは日本に好意的な印象を抱いており、今その日本のアニメを見て育った人が大人になり、より親日的な社会が形成されていく。

このような文化の広がり方もあるのかと、海外に来て思う今日この頃です。
2017年6月1日 インドネシア・ジャカルタ 日 記 山田卓也
自由の国、アメリカよりお届けします。
自由の国、アメリカよりお届けします。 はじめまして、2016年7月よりニューヨークに駐在しております、安江 建吾(やすえ けんご)と申します。 まだまだ右も左も分からない状態ですが、北米でのデベロッパーとしての存在感を発揮すべく、日々業務に邁進中です。

自由の国、世界経済の中心、文化の発信地、人種のるつぼ…等々形容にキリがなく、話題に事欠かないアメリカのニューヨークより、海外レポートをお届けしたいと思っております。 中国と同様に、アメリカも広大な国土と増え続ける人口により、デベロッパー業としてのフィールドはニューヨークだけでなく、各主要都市を中心に無限に広がっていると言っても過言ではありません。それゆえ、私もほぼニューヨークにはおらず、各都市を転々としている状況です。(アメリカの象徴「自由の女神」すら、まだ見学できておりません…)

未だに名実ともに地に足がついておりませんが、今回は、出張続きの日々において欠かせないツールをご紹介したいと思います。 それは、「UBER(ウーバー)」というアプリです。

聞き馴染みのない方も多いのではないのでしょうか?私も駐在するまでは知りませんでした。このアプリは、車が主要な交通手段であるアメリカにおいて、「利便性と環境配慮を両立させるために生まれた、民間人による民間人のためのタクシーアプリ」と勝手に解釈しております。

コンセプトとしては、一人だけで4~5人乗りの車で移動するのはもったいないので、余っている席に、同じ方向に向かう人を乗せて行く「有料版ヒッチハイク」のイメージです。ちょっとした小遣い稼ぎになるだけでなく、無駄な燃費を軽減することにつながるというとても合理的な発想です。車を運転している人と乗りたい人をアプリでリンクさせ、簡単に相手を探せるようにしていることで一気に普及し、今では、「UBER」で生計を立てている人もいるくらいの一大ビジネスになっております。(先日、元々タクシーの運転手だった方が、タクシーの仕事が激減したため、UBER専属運転手になったとぼやいておりました。)

なぜ、それほどまでに普及したのか。それは、恐らく合理的なコンセプトに共感されただけではなく、アプリの使い勝手によるものと思います。現在地と目的地を入力すると、近くにいる運転手を検知し、目的地までの料金と所要時間の目安が表示されます。大体5分も待たずに運転手が迎えに来てくれますし、例え運転手が道を間違えて遠回りをすることがあっても、料金は最短距離のままのため、料金トラブルが発生することも少ないです。

また、チップの考え方にも似ておりますが、乗り終わったらお互いを評価するシステムもあり、運転手は室内を綺麗にするなど、同乗者に如何に快適に過ごしてもらうかに配慮しますし、同乗者は運転手を不快にさせないように静かに乗るよう心掛けるので、人間関係によるトラブルも少なくなるようになっています。 ただ、評価が上がることで、より多くのオファーを受けられるようになり、仕事が増えるメリットがあることから、あからさまに評価を上げてくれるようお願いしてくる運転手もたまにいて、日本人の感覚からは違和感を覚えることもしばしば。

街中でタクシーがつかまらない都市でも、「UBER」があれば怖いものなしです。今では、地元の方も旅行者も気軽にタクシー代わりに利用しており、至る所で携帯片手に道路際で待っている人を見かけます。私も出張時の移動は、ほぼ「UBER」に頼っております。 日本でも導入されているようですが、「AirBnB」に端を発した民泊と同じ議論で、民間人が民間人を乗せてお金を取る仕組みが整っておらず、結局、タクシー会社が運行しているため、残念ながらアメリカ程は普及していないようです。

一長一短ありますが、このような仕組みが普及するのは、同じ民主主義国家でも、サービスの良し悪しは国民が決め、あとで規制を考えるアメリカと、まずは想定されるリスクを洗い出し、規制を定めてから運用を開始する日本とのアプローチの違いを実感します。 普段の打ち合わせでも「日本は会社の社長が来ても何も決まらない!」とジョークのネタになる位、その認識が一般化されているのが象徴的です。 そんな日本とは違う自由を感じるアメリカから、普段の業務で欠かせないツール「UBER」をご紹介させていただきました。

次回以降は、私が日々の生活や業務を通して疑問に感じ、日本との違いを実感した点を中心にお伝えしていきたいと思います。(まずは、自由の女神を見学する所から始めます。)
2017年2月1日 アメリカ・ニューヨーク 日 記 安江建吾

伊藤忠都市開発の担当者が
現地の様子をお伝えします。

伊藤忠都市開発は新しい「明日の価値」創造に向けて、 中国、アセアンを中心に海外事業に取り組んでいます。

執筆者・担当者紹介
<アメリカ・中国・インドネシア>

  • 安江建吾(やすえ けんご) 安江建吾(やすえ けんご) プロフィール
    08年入社・9年目
    2016年7月より、ITOCHU International Inc.へ出向中。
    入社以来、国内分譲・賃貸マンションの用地取得から企画・販売までの業務を担当。
  • 山岡淳(やまおか あつし) 山岡淳 (やまおか あつし) プロフィール
    10年入社・7年目
    現在上海伊藤忠商事有限公司へ出向中。
    2003年より中国在住。設計会社、マンション内装会社などでキャリアを積む。
    中国事業での建築企画品質管理分野を担当。
  • 一ノ瀬雄貴(いちのせ ゆうき) 一ノ瀬雄貴(いちのせ ゆうき) プロフィール
    08年入社・9年目
    賃貸住宅事業課を経て海外不動産開発室へ。2013年4~8月天津へ語学研修。 2014年4月~2015年3月、上海伊藤忠商事有限公司へ出向。
  • 山田卓也(やまだ たくや) 山田卓也(やまだ たくや) プロフィール
    09年入社・8年目
    国内でオフィスビル等の用地取得・事業推進を経て海外不動産開発室へ。2012年3~7月、当社初の研修生として青島へ語学研修。幼少期にインドネシア・マレーシアで11年の在住経験あり。