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イトーピア桜新町グランピークス(2005年3月竣工)
島村さんご夫妻

より良い暮らしに向けた
建替えの提案。
島村さんご夫妻が、老朽化したマンションの建替えを考え始めたのは2003年のこと。「はじめは賃貸用の1号館の建替えだけを考えていたのですが、「2号館も一緒に建替えませんか」と、伊藤忠都市開発さんから提案があったのです。2号館単独の建替えになると、今の法律では3階建てしか建たないことがわかったのです。」「現在4階建ての2号館に24世帯が住んでいるのですが、建替えると、居住スペースが今までよりずっと狭くなってしまう。また、今から10年後の建替えとなると、入居者の高齢化が進み、銀行からの融資も受けにくくなるんですね。」と島村さんは語る。
一人ひとりと真摯に向き合い、
合意形成へ。
2003年2月、24世帯の住民が集まり、伊藤忠都市開発との間で幾度にもわたる話し合いの場が持たれた。 「伊藤忠都市開発さんは、資金面の相談はもちろん、売りたい人のために代替地を探したり、高齢者の人のための引越し先の面倒をみたり、実によく世話をしてくれました」と島村さん。 2003年9月には、入居を希望する住民は建替え前と後との資産価値の差額を支払えば、それまでと同規模の新築マンションに住めるということで、全員の同意を取得。
再入居し、改めて
「建替えしてよかった」と実感。
島村さんは、今回のマンション建替えが成功した要因を、「我々がやろうと決めたのは、何より、伊藤忠都市開発さんと気持ちが通じ合ったからだと思います」と語る。 マンションは2005年3月に完成。新居には24世帯のうち15世帯が再入居することになった。「長く住みなれた桜新町から離れずに済んだ上に、新しい住居は建物の評価も上がっています。」と島村さん。「本当に建替えてよかった」と他の住民の方々からも高い評価を得ることができた。

建て替えの概要
建替え前のマンションは、4階建ての2棟構成、総戸数は48戸。地権者が1棟は分譲し、もう1棟は賃貸マンションとして所有していた。後に当社が、賃貸マンション棟を取得。分譲棟の管理組合では、給排水をはじめとする各種設備の老朽化から大規模修繕を計画していたが、当社は先行していた賃貸マンション敷地と一体で開発することにより、大規模修繕と同程度の金額で建替えが可能になることを提案。
当初は建替えに積極的でなかった分譲棟の区分所有者も、当社と話し合いを重ねることにより、分譲棟単独での再建築よりも一体で開発するメリットの方が大きいことをご理解頂き、全員合意に至った。

建替え前


建替え後