グッドデザイン賞

2008 イトーピア エフィール さいたま新都心

イトーピア エフィール さいたま新都心

受賞対象名:イトーピア エフィール さいたま新都心
部門 / 分類:生活領域 - 戸建て住宅、集合住宅

さいたま新都心に126邸の規模で誕生した「エフィールさいたま新都心」は、東・西・北面を道路や川に面した三方角地の敷地に、L型の住棟を南向き中心にレイアウトした新築分譲マンションです。全戸の44%に角住戸を確保しているほか、敷地内の各所に植栽を配するなど、都市部にありながらゆとりや潤いを感じて暮らせる開放的なランドプランを実現。さらに各住戸においても、日本古来の住空間をヒントに、家族のコミュニケーションに配慮したプランニングを行うなど、家族全員が気持ちよく暮らすためのこだわりを細部にまで詰め込んでいます。

【受賞となったデザイン・環境等に対する物件特徴】

親と子供の生活時間のズレや、住空間の個室化によって引き起こされる家族間のコミュニケーション不足の解消を課題としました。その課題解決のために、各空間を仕切りながらも連続性を大切にした伝統的な和風建築の長所に学び、空間と空間のつながりや家族の生活動線の重なりを意識したプランニングを行うなど、日々の暮らしの中で家族の絆を深めていくことができる住空間の創出を目指しました。

立地・規模・住戸面積など、どれも”普通”になってしまいがちな集合住宅であるが、本件ではコミュニケーションを中心テーマとして、客が欲しがるものではなく、本当に必要なものをまじめに提案し、具現化したつもりである。住空間もさることながら、サブエントランスの歩車分離動線や、敷地内のテラス、桜並木やケヤキの街路樹との調和など、生活シーンを描いた提案を、多くの住人に感じていただきたい。

<審査委員評価コメント>

広々としたバルコニーをもち、開放感のある住戸プランが一番の魅力で家族の生活を真摯に考えたマンションづくりの姿勢を評価。