グッドデザイン賞
2005 ブランクレア代々木公園
受賞対象名:ブランクレア代々木公園
部門 / 分類:環境デザイン部門 - 建築デザイン
街に美しく、人に気持ち良く。伊藤忠都市開発とF.O.Bが全面的にコラボレートし、これまでにない快適な住空間の提供を目指して作った都市型コンパクト分譲マンション。プランにおいては、雑貨、インテリアを選ぶように住宅においても自分スタイルが実現できるような生活行為を重視した可変性/空間機能性の高い上質な白のユニット(器)を用意。また、プロモーションにおいては、従来の不動産=チラシから脱却し、デザイン性の高いホームページを核にしたWEB広告と雑誌を中心とするパブリシティーに特化したブランドアプローチを実施し、分譲マンション事業の新たな可能性を引き出した。
【受賞となったデザイン・環境等に対する物件特徴】
売り手サイドが持ち続けるいわゆる「分譲」マンションが売れるための「定説」は思いの外強固だ。デザイナーズなどともてはやされる「賃貸」マンションとは比すべくもなく数値化し得る貧困かつ少数の価値基準で評価され造られる。我々は今回この「定説」に逆らうのではなく商品化を強化する施策すなわち我々が目指すところの「住のアイテム化」を通して分譲が託つ閉塞を打破したいと考えた。
<審査委員評価コメント>
明快なコンセプトにきちんと整理され、全体的に大変好感がもてる空間となっている。