グッドデザイン賞

2020 一般社団法人 幕張ベイパークエリアマネジメント《B-Pam》

一般社団法人 幕張ベイパークエリアマネジメント《B-Pam》

受賞対象名:一般社団法人 幕張ベイパークエリアマネジメント《B-Pam》
部門 / 分類:地域・コミュニティづくり

「幕張ベイパーク」において、既存の自治会等がない中、ゼロから進めている街だからこそ、そして、複合機能が集積するミクストユースの街だからこそ構築することができた、かつてないエリアマネジメント組織。エリアマネジメント組織の運営における様々な問題を解決し、街の継続的な価値向上を実現するため、住民と店舗が主体となって取り組む「街そだて」の仕組み、一般社団法人幕張ベイパークエリアマネジメント《通称:B-Pam(ビーパム)》を立ち上げた。

【受賞となったデザイン・環境等に対する物件特徴】

以下の三本柱を据え、入念な組織設計と拠点の創出、事前活動を行うことで、街びらき後1年で活動の活性化を実現。
1.この街ならではの新たな組織制度設計
2.リアルとWEB、両方のコミュニティ拠点を創出
3.入念な事前準備活動による「街そだて」の協力者・担い手を募る

<審査委員評価コメント>

コミュニティの形成を考えるときに課題となるのが、参加者の善意に委ねるだけでなく、いかに持続可能な仕組みをデザインするかだと思う。幕張ベイパークエリアマネジメントでは自治会・商店会などの機能を統合することにより、コミュニケーションを円滑なものとした。またマンション管理組合向けのサービスを提供することで収益事業を内包し、立ち上げ時の関係者が離れてしまっても自立するようにあらかじめ担い手を募集することで、持続可能な組織も目指している。多くのコミュニティビルディングで直面する課題に真正面から取り組んだことを評価した。