グッドデザイン賞

2014 防災総合プログラム [クレヴィア ライフ・ハグ]

防災総合プログラム [クレヴィア ライフ・ハグ]

受賞対象名:防災総合プログラム [クレヴィア ライフ・ハグ]
部門 / 分類:個人・家庭・住人向けの活動・取り組み

当社の新築分譲マンション「クレヴィア」へ導入する独自に開発した【防災総合プログラム】。①コミュニティ形成②防災倉庫の標準化③信頼の構造という3つの観点から、多角的で多層的な安心の形を追求・具現化。特に①コミュニティ形成について、本来、居住者(管理組合)が主導で行うものだが、新築マンションへの入居と同時に管理会社がサポートに入り、居住者自らが日々の防災に関する備えが出来るよう啓蒙・支援する仕組みを構築。居住者コミュニティが醸成されることで、非常時の混乱の中でも助け合いが有効に機能。居住者のかけがえのない暮らしと人生を大きな安心感で包むことを目指した。

【受賞となったデザイン・環境等に対する物件特徴】

“人生を守る住まい”の実現の為、防災備蓄アイテムや備蓄倉庫の設置等、単なる物理的な提供にとどまらず、コミュニティ形成として「共助」、防災訓練などの開催により日頃から自らの備えに関する啓蒙をする「自助」の仕組みを、いかに有機的で継続的に運用していくかが課題であった。そこで、居住者と何十年も関わる管理会社・伊藤忠アーバンコミュニティにコミュニティ形成のサポートを依頼し、継続したサポートができる体制を構築した。これは伊藤忠グループとして、グループ力を駆使して実現できたことである。また、クレヴィアマンションに勤務する管理員全てに「上級救命講習」や独自の防災講習を受講させ、非常時の応急活動や対応ができるようにした。

<審査委員評価コメント>

分譲マンション住民のための防災プログラムとコミュニティづくり支援。社会的テーマとなっている防災対策について、「共助」「自助」の考えのもと、マンション内での避難訓練や防災訓練、コミュニティ形成のための会合を開くなど、管理会社のサポートにより住民同士で日々の備えを積み重ねていくしくみづくりが評価された。