海外レポート

米国人にとっての国民的な娯楽
米国人にとっての国民的な娯楽 さて、今回は米国人にとっての「国民的な娯楽」についてレポートしたいと思います。

2018年2月4日に、米国の国民的行事である、アメリカンフットボールの決勝戦「スーパーボウル」が開催されました。この「スーパーボウル」は、たとえ地元チームが勝ち残っていなくても、家族・友人同士で集まり、テレビの前で大騒ぎしながら観戦するという一大イベントですから、地元チームが決勝に進出しようものなら、皆、殺気立って応援します。そして、ビジネスの場でも前後1週間はアメフトの話題が続くほど、絶大な人気を誇っています。

今回の決勝戦は、昨年の覇者であるニューイングランド『ペイトリオッツ』と初優勝を狙うフィラデルフィア『イーグルス』の対戦。国民的な人気のクォーターバック、トム・ブレイディ選手を擁する『ペイトリオッツ』が昨年の王者の貫禄を見せつけるかと思いきや、前半から『イーグルス』の猛攻による接戦が繰り広げられ、結果、見事に『イーグルス』が初優勝を飾りました。昨年のスーパーボウルでは、試合後のトム・ブレイディ選手のユニフォームを何者かがロッカールームから盗み去るという事件が起き、全米のニュースにもなりました。また、スーパーボウルでは、ハーフタイムに行われる豪華アーティストによる華やかなライブパフォーマンスも毎年注目を集め、大いに盛り上がります。

もちろん、米国の人気スポーツはアメフトだけではありません。アメフト(NFL)の他にも野球(MLB)、アイスホッケー(NHL)、バスケットボール(NBA)があり、北米4大スポーツリーグと総称されています。昨年のメジャーリーグ決勝戦、ロサンゼルス『ドジャース』対ヒューストン『アストロズ』の対戦もかなり白熱しました。野球に関しては、決勝戦を「ワールドシリーズ」と呼び、4年に1回のオリンピックを待たず、毎年「世界一」決定戦が行われています。個人的には、昨年、日本を代表するダルビッシュ有投手、前田健太投手が投げる姿を見ることができ、とても感動しました。やはり、異国の地で日本人が活躍している姿は、まだまだマイノリティな日本人駐在員としては、とても励まされます。今年も日本プロ野球界から大谷翔平選手が二刀流を武器にメジャーリーグ参戦が決まりましたが、米国でもベーブ・ルース以後初となる二刀流選手としてニュースで報道されるなど、話題を呼びました。日本で「人材の流出」と嘆く気持ちも分りますが、彼らは海外で生活している日本人を大いに鼓舞してくれており、日本の指導者の皆様も寛容になっていただけたらと思ったりしています。

かなり脱線してしまいましたが、お伝えしたかったのは、米国では一年を通して「国民的な娯楽」に休みがないということです。9月から翌年2月までアメフト、10月から翌年6月までバスケットボールとアイスホッケー、4月から10月まで野球、と常に全米を賑わしています。実は、不動産業界でも、この4大スポーツは非常に大きな影響力をもっていて、この4大スポーツに加盟しているチームがある都市で不動産ビジネスを展開していれば間違いないと言われているくらいです。参考までに、4大スポーツを擁する都市を紹介しますと、

マサチューセッツ州ボストン、イリノイ州シカゴ、テキサス州ダラス、コロラド州デンバー、ミシガン州デトロイト、カリフォルニア州ロサンゼルス、フロリダ州マイアミ、ミネソタ州ミネアポリス、ニューヨーク州ニューヨーク、ペンシルバニア州フィラデルフィア、アリゾナ州フェニックス、カリフォルニア州サンフランシスコ、ワシントンDC
どこも聞いたことのある都市ではないでしょうか。ちなみに、ロサンゼルスとニューヨークの2大都市は、それぞれの4大スポーツの中で2つ以上のチームを抱えています。

「娯楽」は人を魅了し、人が住むところには産業が生まれ、産業があるところにまた娯楽がある、という循環でしょうか。人が集まるところは、当然、不動産の価値も上がるという意味では、冗談ではなく、4大スポーツと不動産との関連性は見落とせないポイントと言えます。現地を知らずして不動産は語れませんので、今年の米国不動産事業における私の目標は、「4大スポーツの積極観戦」で決まりです。
2018年3月9日 アメリカ・ニューヨーク 日 記 安江建吾

伊藤忠都市開発の担当者が
現地の様子をお伝えします。

伊藤忠都市開発は新しい「明日の価値」創造に向けて、 中国、アセアンを中心に海外事業に取り組んでいます。

執筆者・担当者紹介
<アメリカ・中国・インドネシア>

  • 安江建吾(やすえ けんご)

    安江建吾(やすえ けんご) プロフィール
    08年入社
    入社以来、国内分譲・賃貸マンションの用地取得から企画・販売までの業務を担当。
    2016年7月より、ITOCHU International Inc.へ出向中。

  • 山岡淳(やまおか あつし)

    山岡淳 (やまおか あつし) プロフィール
    10年入社
    2003年より中国在住。設計会社、マンション内装会社などでキャリアを積む。
    2011年9月〜2017年3月、上海伊藤忠商事有限公司等へ出向し、中国事業での建築企画品質管理分野を担当。

  • 一ノ瀬雄貴(いちのせ ゆうき)

    一ノ瀬雄貴(いちのせ ゆうき) プロフィール
    08年入社
    賃貸住宅事業課を経て海外不動産開発室へ。2013年4~8月天津へ語学研修。
    2014年4月~2015年3月、上海伊藤忠商事有限公司へ出向。

  • 山田卓也(やまだ たくや)

    山田卓也(やまだ たくや) プロフィール
    09年入社
    幼少期にインドネシア・マレーシアで11年の在住経験あり。国内でオフィスビル等の用地取得・事業推進を経て海外不動産開発室へ。2012年3~7月、当社初の研修生として青島へ語学研修。
    2015年8月よりジャカルタへ出向中。